女性には女性の自毛植毛
近年では薄毛に悩む女性の数は日本国内で600万人を超えると言われており、およそ10人に1人の方が髪に対する深刻な悩みを抱えています。
またインターネットでみる女性用育毛剤の販売サイトの数からも、その悩みの深刻さがうかがえます。
もしかしたら今これをご覧いただいている方も1度は育毛剤や育毛シャンプー、食事の改善や頭皮マッサージなどに取り組まれた経験があるのではないですか?
ひと言で「自毛植毛」といってもクリニックによって手術の名称はたくさんありますが、大きくは2つの手術法に分けられます。
- FUT法‥メスで後頭部を切る手術法
- FUE法‥メスで後頭部を切らずに行なう手術法
自毛植毛とは、自身の後頭部や側頭部から毛髪を移植する手術です。
これらはその移植毛を採取する際にメスで切るか、切らずに行なうかに大きな違いがあります。
女性に向いている手術法とは
FUT法とはメス使って後頭部の頭皮を帯状に切り取って株分け(移植毛)を行ないます。
そのため、切り取った部分の上下を縫い合わせた跡が白い縫合痕として残ってしまいます。
FUE方はメスを使わず後頭部から1本1本直接くり抜いて移植毛をつくります。
そのため、くり抜いた部分は白い点として残りますがほとんど目立つことはありません。
どちらが適しているのか
- FUT法‥移植本数を必要とする広範囲の自毛植毛に適しています。
- FUE法‥多くの移植毛を必要としない、生え際を修正する「プチ植毛」に適しています。
どちらの方法にも長所・短所があるのは事実ですが、
- 女性の場合、男性と違って広範囲で移植をするケースがほとんどない。
- そのため移植毛を多く採取する必要がない。
- いくら髪の毛で隠れるとはいえ、後頭部に目視できる傷が残ってしまう。
これらのメリット・デメリットを踏まえ、女性に最適な植毛法は「FUE法」ということが言えます。
女性の場合は育毛剤の次に試されるのがテレビで見かける増毛かつらのようなネット状のかつらで、隙間から髪の毛を引っ張りだして全体になじませるような商品を試されている方が多いようです。
それでも効果に不満を感じられる方が多くいらっしゃる実状だからこそ、男性だけと思われていた植毛業界でも「女性の自毛植毛」に着手されはじめているわけです。
実際に女性で自毛植毛をされる方も増えてきており、このサイトで紹介している全てのクリニックで女性の自毛植毛も行なっています。
自毛植毛はクリニックによって施術の方法が違います。
FUE法と呼ばれる「メスを使わずに」植毛を行なう方法
- アイランドタワークリニック(i-ダイレクト法)
- ヨコ美クリニック
FUT法と呼ばれる「メスを使って後頭部を切って」行なう方法
- ニドークリニック
- 紀尾井町クリニック
- ヨコ美クリニック
- ルネッサンスクリニック
大きく2つの方法がありますので、詳しくは「傷・かさぶたの不安」を参考になさってください。
また急を要する場合や深い悩みを抱えていらっしゃる場合は無料のカウンセリングを受けられることが本当におすすめです。
しっかりとしたプロのアドバイスの裏づけには、同じ悩みを抱えていらっしゃった患者様に携わってきた症例数がなによりの証拠です。
特に女性の場合は仕事や家庭など、周囲をとり巻く様々な環境の問題からくるストレスや年齢によるホルモンバランスの変化、また更年期障害といったように年齢によっても薄毛の原因は様々に考えられます。
実際に相談をされてみて新しい気付きが一つでも見つかれば、それは今の薄毛の悩みから大きな一歩前進になるはずです。
すばらしいクリニックに出会えることを切に願っております。
それぞれの脱毛症状に合わせた選択肢
男性が薄毛になる場合の脱毛症状はほとんどが男性型脱毛症AGAの発症が原因で起こります。
ですが女性の場合、男性と大きく違いとてもデリケートです。
年齢によるホルモンバランスの変化によって起こる脱毛症状や、仕事や人間関係、そして育児や家庭問題の悩みによって起こるストレスなどが原因で起こる脱毛症状もあります。
びまん性脱毛症 | 女性若年性脱毛症 | 女性男性型脱毛症(FAGA) |
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最近ボリューム感がなくなってきた、分け目がきになりはじめたら症状が進行しているかもしれません。
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特に生活習慣の乱れる10代から20代前半での発症が多く、急激に抜け毛が増えたと感じたら要注意です。
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男性型?と思われるかもしれませんが、これは女性に発症する男性のAGAと同じ症状があらわれます。
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牽引性脱毛症 |
脂漏(しろう)性脱毛症 |
粃糠(ひこう)性脱毛症 |
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お団子ヘアやポニーテールなど、髪を束ねて同じ髪型を保つことで起こってしまう脱毛症です。
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ホルモンバランスの乱れから、過剰な皮脂分泌が原因で抜け毛から薄毛へと悪化させる脱毛症です。
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粃糠とはフケのことで、普段では考えられないほど大量のフケが出始めたら危険信号です。
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分娩後(出産後)脱毛症 |
円形脱毛症 |
瘢痕(はんこん)性脱毛症 |
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分娩後(出産後)に限らず、妊娠によるホルモンバランスの乱れが原因で抜け毛症状が起こります。
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実は円形脱毛症が発症する原因はいまだしっかりとした解明がされていないんです。
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主に幼少期の活発な時期のケガや火傷の傷が残ってしまうことが原因の脱毛症です。
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生まれつきM字部分の薄毛で悩まれた方の体験談を紹介
アイランドタワークリニックにて800株(約1600本)を自毛植毛された女性で、手術直前の状態から術後12ヶ月間の経過を体験談と一緒にまとめてみたものです。
手術直前
これから赤△部分に植毛をされる、手術直前のお写真がこちらです。
手術翌日
こちらは手術翌日のお写真です。
移植部分は赤みが残っていますが、これも数日で引いて目立たなくなります。
このあとかさぶたになるかもしれませんが、10日から2週間ほどで洗髪とともに自然に取れてきます。
手術10日後
すでにかさぶたはとれているのが見てわかります。
この時期くらいから痒(かゆ)みのピークがやってきますが、患部を決して傷つけないためにも我慢のしどころです。ご家族も全く気づいていないんだとか‥
手術1ヶ月後
全ての方に起こるわけではありませんが、この時期には一時的脱毛がはじまります。
手で触っても抜けることがありますが、全く問題はありません。
正常な発毛のサイクルで、毛周期の「成長期」に移っていく段階です。
手術2ヶ月後
一時的な脱毛も治まり、抜けたところからは産毛の確認できます。
個人差はありますが、こちらの方はかなり早く生え際もとても自然なのがわかります。
手術直前のお写真と比べても、生え際の違いは一目瞭然ですね。
手術3ヶ月後
1ヶ月前と比べ、産毛に濃さが出てきて植毛したのさえわからない感じになっています。
これから植毛した部分に本格的な密度が出てきます。
手術4ヶ月後
左側は手術直前のお写真で、右側が4ヶ月経過時の状態です。
以前のM字がほとんどわからないくらい密度が出てきているのがわかります。
フェイスエステでは植毛されていることがが全く気付かれなかったそうなんです。
手術5ヶ月後
痛みや痒みが治まり、普段通りと変わらない生活を送られているそうです。
美容院では植毛をカミングアウト。
「本当に自然です!」と美容師さんからお墨付きをいただいたそうです。
手術6ヶ月後
海に行かれたそうですが、濡れも強風も全然問題なく、完全に自毛の感覚が戻ってます。
以前は自然に分かれてしまっていたM字部分のすき間を感じることはありませんでした。
植毛箇所の産毛に、濃さと密度が出てきたのを感じています。
手術12ヶ月後
(ご本人体験談)
1年間があっという間で悩んでいた時間がもったいなかった。
植毛に踏み切るまでに勇気が入りましたが、一歩踏み出してしまえば何も構えることは一切ありませんでした。
手術してすぐ以外は日常の生活で気をつける事は全くなく、カラーリングもパーマも好きなように過ごしていたので、手術を受けた事すら忘れるくらい違和感は全くありません。
女性のスタッフさんもいますし、看護師の方も女性ならではの細かい気配りができているので美容室感覚で行ける空間です。
自分のタイミングもあると思いますが、悩んで歳をとるよりも、解消できることであるのなら早めに解消して今後の人生を楽しんだ方がいいと思います。
‥そう過去をふり返られていました。
手術後に行かれた美容師さんにも、お付き合いしていた彼氏さんにも気付かれなかったという経験者さんのコメントからは、その技術の高さと満足のいく効果だったことがうかがえますね。